今回は、北欧の伝統的デザイン『スカンジナビアンスタイル』を紹介したいと思います。
北欧の中でも、ノルウェー、スウェーデン、デンマークの3ケ国を”スカンジナビア”といいます。
美しい街並みや針葉樹林、オーロラにフィヨルド・・・観光地としても有名です。
また、アパレルブランド『マリメッコ』(フィンランド)やインテリアブランド『IKEA』(スウェーデン)は北欧発祥の企業です。
森や湖などの自然に囲まれた環境にあり、高緯度のため夏は短く冬は厳しい寒さとなります。
そこで、日照時間の短い季節でも室内で快適に過ごせるよう、
窓を大きくとり、内装で明るさや遊びを持たせるという工夫がされてきました。
今回は外観の特徴をご紹介します。
・カラフルな外観
北欧の家としてイメージする家が赤色ではないでしょうか?
伝統色として使われるスカンジナビアンレッド。弁柄色とも言われ暗い赤みのある茶色です。
土中に含まれる鉄が酸化したもので、木材の耐久性を増すために使われていたそうです。
今では、ミントグリーンやクリーム、グレーなどカラフルな色使いが見られます。
窓枠のホワイトがアクセントとなってかわいいですね。
・三角屋根
北欧は雪が多い土地の為、重みを軽減するための工夫として三角屋根など、急勾配のついた屋根が一般的です。
三角屋根は、中心から左右に傾斜した山型をしています。
まとめ
今回はスカンジナビアンスタイルの特徴をご紹介させていただきました。
長い歴史と伝統、そして厳しい冬の寒さに育てられ、街並みに溶け込む外観は流行にとらわれない
伝統的なスタイルとなっております。
ヘリテージマガジンでは今後も様々なスタイルの住宅の魅力を解説していきますので、
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